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イーサリアム(ETH)は今、1枚およそ38万4,640円(2,462.99ドル)。24時間で約1.2%上げ、真上にある4月の高値38万4,954円(2,465.00ドル)にぴったり張り付いています。今回の結論は「日米そろって金利が上がった週に、値段は下ではなく上へ動いた。上の関門を終値で抜けるまでは待つ」です。
きょう9月18日、日銀が政策金利を1.00%から1.25%へ0.25%引き上げました。1.25%という水準は1995年4月以来、約31年半ぶりです。今年6月に上げてから3か月での追加で、これは相当な速さです。採決は賛成7票・反対2票。全員が同じ意見だったわけではありません。日銀が示した理由は物価の上振れで、具体的には原油高と円安の二つが挙げられています。
そして2日前の9月16日、アメリカのFOMCも金利を3.75〜4.00%へ0.25%引き上げています。こちらは2023年7月以来、実に3年ぶりの引き上げです。政策を決める18人のうち16人が、年内にもう1回以上の引き上げを見込んでいます。日本が3か月ぶり、アメリカが3年ぶり。しかも同じ週に重なりました。日米がそろって金利を上げるのは、そう頻繁にあることではありません。
理屈のうえでは、これは逆風です。金利が上がると、安全な場所に預けるだけで利息が増えます。リスクを取らなくても利益が得られるなら、値動きのある資産をわざわざ持つ理由は薄れます。ところが実際の値段は逆でした。9月15日の安値から、イーサリアムは4.4%戻しています。下がるはずが、戻した。これが今週の事実です。
もうひとつ、昨日9月17日に動きがありました。アメリカの証券監督官庁が、本物の株をコインにして取引する道を条件付きで認めました。5年間の試験枠で、取引できる量・参加できる人・発行する側の権利、この3つが厳しく管理されます。本物の株の裏付けがない「見せかけの株のコイン」は対象外です。現実の資産をコインにする用途で今いちばん使われているのがイーサリアムの仕組みなので、この枠ができたことは直接効いてきます。ただし明日から株がイーサリアムの上で動き始める話ではありません。道ができた、という事実として置いておきます。
逆風と追い風は、どちらも「金利が上がった」という同じ一点から出ています。上がったのは金利で、イーサリアムの中身ではありません。この区別が今週の判断の核心です。
▼ この動画で分かること
・日銀の1.25%が「31年半ぶりの水準」であり、6月からわずか3か月での追加だったこと
・日米の利上げが同じ週に重なった、そう頻繁ではない組み合わせであること
・理屈では逆風なのに、9月15日の安値から4.4%戻した事実
・4月の高値38万4,954円に張り付いている今、上抜けと押し返しの分かれ目がどこか
・トークン化株式の試験枠が、なぜイーサリアムに直接効くのか
▼ 今日おさえる3つの水準(すべて円建て)
① 上の関門|38万8,390円(2,487.00ドル)
終値でここを抜けて初めて短期の向きが変わります。今の位置から約1.0%上。抜けるまでは上向きとは言えません。私自身、買い増すのはここを終値で抜けたときです。
② すぐ下の支え|37万4,803円(2,400.00ドル)
終値でここを割ると38万円台を失い、一段下の景色に変わります。今の位置から約2.6%下。割った日は新たに手を出しません。
③ 撤退の線|33万9,509円(2,174.00ドル)
終値でここを割ったら、この見立ては崩れたと認めて手を引きます。今の位置から約11.7%下。日中の値は関係なく、条件は終値です。ここだけは動かしません。
※ 上に抜けた場合、38万8,390円の次は41万5,407円(2,660.00ドル/約8.0%上)、その上が42万9,618円(2,751.00ドル/約11.7%上)です。下へ向かった場合、37万4,803円の次の受けが36万9,025円(2,363.00ドル/約4.1%下・9月15日の安値もこの近く)、さらに下が35万1,847円(2,253.00ドル/約8.5%下)です。
▼ 後半で扱う4つの材料(すべて直近30日以内)
・材料1|9月18日、日銀が政策金利を1.00%から1.25%へ0.25%引き上げ。1995年4月以来、約31年半ぶりの水準。9人で決定し採決は賛成7・反対2。理由は物価の上振れ(原油高と円安)
・材料2|9月16日、FOMCがアメリカの金利を3.75〜4.00%へ0.25%引き上げ。2023年7月以来3年ぶり。18人のうち16人が年内にもう1回以上の引き上げを見込む
・材料3|9月17日、アメリカの証券監督官庁が本物の株をコインにして取引する道を条件付きで承認。5年間の試験枠で、取引量・参加者・発行側の権利を厳しく管理。裏付けのない「見せかけの株のコイン」は対象外
・材料4|理屈では逆風の週に、イーサリアムは9月15日の安値から4.4%戻した。4時間足の値動きも落ち着き、先物の方向感はやや強気寄りだが過熱はしていない
▼ 今日の判断シナリオ(この3つだけ覚えて帰ってください)
【A】38万8,390円を終値で抜けた場合
ここで初めて短期の向きが変わったと言えます。次の目標は41万5,407円、その上が42万9,618円です。ただし抜けた瞬間に飛び乗るのではなく、終値で保てるかを見てから動きます。
【B】38万4,640円のあたりで動かないまま終わる場合
上の関門まで約1.0%、下の支えまで約2.6%。どちらもはっきりしないうちは何もしません。結論が出ていない相場に、こちらから結論を足す必要はありません。
【C】37万4,803円を終値で割って下へ行った場合
その日は新たに手を出しません。すぐ撤退でもありません。そこから36万9,025円、35万1,847円という受けがあり、撤退の33万9,509円までは約9%の余地が残っています。33万9,509円を終値で割ったときだけ、見立てをたたみます。
▼ 今週いちばん誤解されやすいところ
「金利が上がったから暗号資産は下がる」と単純に結びつけてしまう局面です。理屈としては逆風で間違いありません。ただ今週の値段は戻しています。理屈と値動きが食い違ったときは、理屈ではなく線で判断してください。
もうひとつ。「4月の高値に届いた=上抜けた」と読むのも早すぎます。今いるのは38万4,954円に張り付いている状態で、上の関門はその先の38万8,390円です。4月の高値は一度ここまで上がって押し返された場所なので、その記憶が残っていて売りが出やすい水準として機能します。届いたことと抜けたことは別です。
そして「株をコインにする枠ができたから上がる」と読むのも違います。できたのは5年間の試験枠で、明日から株が動き始めるわけではありません。上がると言っているのではなく、道ができたという事実を確認しているだけです。
▼ 昨日の回から何が変わったか
前回9月16日のソラナ回では、「今夜FOMCの結果が出る」とお伝えしました。今日はその結果が出ています。3.75〜4.00%へ0.25%上げ、3年ぶりの引き上げでした。さらにきょう日銀も1.25%へ上げ、日米そろって金利が上がる週になりました。
変わったのは、見る材料の先です。前回は「発表を待つ」でしたが、今日は「上がったあとの値動きをどう読むか」になりました。答えは、逆風でも戻したという事実です。
変えていないのは線です。抜けたら上、割ったら下を見る線を先に置いて、そこまでは動かない。金利が動いた週だからといって線を内側に引き直すと、結果が出たときに判断がぶれます。今日も動かしていません。
▼ こんな方におすすめ
・イーサリアムを持っていて、日米の利上げをどう受け止めればいいか迷っている方
・「金利が上がったら暗号資産は下がる」と聞いて、売るか持つか決めきれない方
・4月の高値に届いた今、買い増すか待つかを決めたい方
・上と下の線を先に決めて、あとは待つだけの形にしておきたい方
▼ 目次
0:00 冒頭フック・日銀が31年半ぶりの金利水準へ
0:42 日足・現在地と4月高値への張り付き
6:29 材料1・日銀が政策金利を1.25%へ引き上げ
9:29 まとめ・今日の結論を一言
10:25 公式LINE|コインプレゼント企画のご案内
▼ よくある質問
Q. 金利が上がったのに、なぜイーサリアムは戻したのですか?
A. 金利上昇は理屈のうえでは逆風です。ただ同じ「金利が上がった」という事実から、利息のつく資産をコインにして動かしたい需要も生まれます。その受け皿として今いちばん使われているのがイーサリアムの仕組みです。逆風と追い風が同じ一点から出ている、それが今週の構図です。
Q. 日銀の1.25%はどれくらい高い水準なのですか?
A. 1995年4月以来、約31年半ぶりの水準です。今年6月に上げてから3か月での追加なので、ペースとしても相当な速さです。採決は賛成7・反対2で、全員が同じ意見だったわけではありません。
Q. 4月の高値に届いたのに、まだ買い増さないのはなぜですか?
A. 今いるのは38万4,954円に張り付いている状態で、上の関門はその先の38万8,390円です。4月の高値は一度押し返された場所なので売りが出やすい水準として機能します。38万8,390円を終値で抜けたときが、私の買い増しの条件です。
Q. ビットコインと比べて、今はどちらが強いのですか?
A. 期間を必ず添えて見てください。24時間ではビットコインが+0.7%、イーサリアムが+1.2%でイーサリアムが上。ただし30日ではビットコインが+11.1%、イーサリアムが+9.3%でビットコインの勝ちです。今週という短い窓ではイーサリアムが強く、1か月という長い窓ではビットコインが上。これが今の正直な姿です。
Q. 動画で使っている線はどうやって引いていますか?
A. フィボナッチとエリオット波動を組み合わせて引いています。引き方そのものを学びたい方は、上のLINEで配っている全52章の講座をご覧ください。


